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まるまんの地鶏のもも焼き。地鶏のルーツは?
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大好きな地鶏料理。今でも「ズリ刺し」「モモ焼き」「タタキ」は毎日でも食べたい料理だが、地鶏には特別な思い入れがある。
私が地鶏に初めて出逢ったのは、忘れもしない昭和48年の冬だった。
当時、鹿児島宮崎地区で仕事を担当していたので、何かと南九州に縁があった。飲めない焼酎にも付き合わされていた頃である。
独身の若き時代、当然食事は外食である。
コンビニも自販機も無い頃で、家庭料理や美味い食事に飢えていた。
そんな中、最も衝撃的な出会いがあったのである。
それは宮崎の「もも焼き」と鹿児島の「鶏刺し」という二つ別々の出会いがあった。


鹿児島には郷土料理として焼酎の肴として色んな料理があるが、私の釣りの師匠の家に初めて呼ばれた時「地鶏のタタキ」と「砂ズリ刺し」を初めて目にした。
『えっ?鶏の刺身?』薩摩鶏という特別な鶏の刺身だから美味しいといくら説明されても、手が出なかった。それは、福岡(我が家)では「鶏肉の生を食べると虫が湧く」「...皮膚病になる」という戒めが小さい頃から叩き込まれていた。生卵をご飯にかけて食べるなど以ての外であった。
考えてみると食糧難の時代、大事な鶏肉や生卵を子供に食べさせないための大人の理屈だったのかも知れない。(笑)
であるから、鶏のタタキは聞いてはいたが、最初口にするまで随分抵抗があった。
それでも師匠がビールを飲みながら、あまり美味そうに食べるので、思い切って食べてみたのである。
『うまい!』何だこの香ばしい香りと食感は!
鹿児島の甘い醤油とおろし生姜が絶妙に合う。
それからというもの地鶏のタタキとズリ刺しの虜になるのである。
また同じ頃、宮崎で仕事の先輩がモモ焼きを食べさせてくれた。
その時はあの香ばしい煙と臭いに誘惑されて抵抗など忘れて一気に頬張った。
『これまたうまい!』
焦げた炭と油が絡まって何とも味がある。歯ごたえもいい。
この忘れられない味は一つの欲望をかき立てた。
『この鶏の正体は?』『福岡に帰っても毎日食べる方法は無いか?』
それからというもの各地で地鶏のあらゆるメニューを食べあさった。
やっぱりモモ焼きと刺身に敵う物はない。
そんな時、実家が養鶏場しているという仕事仲間に出逢った。
そして養鶏場を見せてくれるという。当然食べさせてくれることを期待して、無理矢理案内してもらった。
場所は都城市内にある大きな養鶏場であった。養鶏の目的は卵である。
さっそく鶏舎に案内されると、そこには茶色の毛をした鶏「ロードアイランドレッド」が数千羽いや数万羽飼育されていた。
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写真はロードアイランドレッドの雌
卵は今ではお馴染みの茶色い地卵である。
そしていよいよ地鶏の正体とご対面である。
それはビニール袋に入った毛が毟られた鶏だった。
『廃鶏ですよ。卵を産まなくなった鶏』『廃鶏のモモ肉を焼いて出しているのがモモ焼きですよ。タタキは軽く炙って刺身で食べるんです。』
何と地元では軒先で解体してビニールに入れて売っているのである。
確か1羽\90円と書いてあった。よく見ると首から足まで各パーツが揃っている。
『えっ?じゃあ地鶏って普通の親鳥?』『そうですよ。モモ肉だけが赤身で香ばしいんです。ただ料理すると硬いのでステーキ風にさっと炙り焼きするか、皮に独特の臭いがあるのでタタキにして刺身で食べるんですよ。』
そうっだったのか...衝撃が脳天を貫いた!
何と、養鶏場が生み出す副産物を美味しく食べようという地元ならではの知恵が生み出した料理方法だったのだ。
そして庭先で地鶏のフルコース料理をご馳走になった。
帰りにはお土産にビニール袋に入った生の「地鶏」それもモモ肉だけを一杯頂いて福岡へと戻った。
今では需要が増えて廃鶏では間に合わず、雄の鶏を放し飼いにして飼育し1年ほどで地鶏と称して出荷している。
さらに各地で○○地鶏なるブランドが生まれている。
しかし、地鶏という特別な鶏は居ないのである。(注:現在では日本食鳥協会が「国産銘柄鶏の定義」にて日本在来種である地鶏と銘柄鶏とに区別している。)
廃鶏だからこそあの香ばしさがあり、モモ肉だけが地鶏らしい肉になるのだ。
写真は福岡にある本場宮崎のフランチャイズ店で地鶏モモ焼き、その名も「まるまん」の野間店である。
是非、レアーで味わって頂きたい。

モモ焼きセット(キュウリ・鶏スープ付き)\1,260円

お勧めの地鶏屋さん

①元祖焼鳥「丸万」 http://www.maruman.kyushu.walkerplus.com/
【場所】福岡市南区玉川町10-8 西鉄大牟田線高宮駅そば
    TEL 092-551-5152
【営業】17:00~23:00 休み(日)

②地鶏の「まるまん」 http://www.sempuku.co.jp/sagaseru/shop/shop_kitakyu/omuta_shi/1.htm【場所】大牟田市本町1-5 TEL 0944-53-6677
【営業】17:00~1:00 休み(木)
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テーマ:おいしいお店 - ジャンル:グルメ

【2006/03/02 16:58】 | 旅行・グルメ・お店・料理 | コメント欄へ(2)
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ありがとうございます。
いいですね。宮崎が故郷なんですか?
宮崎弁は僕のお袋の田舎の「筑後弁」と似てるんですよ。てげてげも使います。
博多弁では「たいがいにしときやい」と使いますが、筑後弁では「てぇ~げにしとかんの」となります。
僕も新婚旅行のメッカ。宮崎大好きです。
いい思い出が一杯です。
マンジュウも一杯食べました。
ははは...
また時々遊びに来て下さいね。
【2006/03/02 18:33】 URL | FishOn@ #-[ 編集]

宮崎の地鶏のおいしさを、自分は地元を離れてはじめて知りました。ひさしぶりに帰って食べると、本当においしいんですよね。すんでたときにはなかなか食べなかったけど。宮崎弁についての記事を書いたので、トラックバックさせてください。
あと、一番上のことわざ、ステキですね、自分はああいうの、かなり好きです
【2006/03/02 17:18】 URL | ハラキリ #-[ 編集]
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